発達障害・定型発達とは
自閉症研究については、流動的であり今後定義などが変わる可能性があります。
随時変更、加筆する予定です。
定型発達者
いわゆる発達障害ではなく、通常の発達(成長)をしている人たちのこと。
発達障害
診断名ではなく、発達段階の障害を広い枠でくくる言葉です。
発達障害には以下の診断名がつく障害があります。
以前はたとえば、自閉症と学習障害の両方の症状がある子でも、
どちらかの診断名しかつけられませんでした。
しかし、新しい診断基準となってからは、
自閉症スペクトラムと注意欠陥/多動性障害といった
二つの診断名を付けることができるようになりました。
自閉症スペクトラム(ASD)
2013年にアメリカの精神医学会が出版した新しい診断基準(DSM-5)で定義されました。
以前の診断基準では「自閉症」「アスペルガー症候群」「特定不能の広汎性発達障害」など、
複数に分かれていました。
注意欠陥、多動性障害(ADHD)
注意を持続、集中することが困難だったり、
じっとしていられず、待てないなどの特徴をもつ発達障害です。
特定学習障害(LD)
読む、書く、計算するといった、
特定の学習が子どもの頃から困難な特徴をもつ発達障害です。
この障害は、学習全般が困難な「知的発達障害(知的障害)」とは区別されています。
発達性協調運動障害
複雑な動きを要する協調運動(体を使った全身運動)、
そして手先を使う微細運動などが不器用でぎこちなくなる障害です。
協調運動は、縄跳び、体操、ボール投げなど、様々な全身を使った運動を指します。
微細運動は字を書く、ハサミで切る、生活面では箸を使う、ボタンをかける、リボンを結ぶなどの手先の器用さを要する運動です。
チック障害
緊張や不安、興奮、疲労、ストレスなどにの影響も大きいようです。
首振り、まばたき、揺れる、自分をたたくなども含まれます。
アスペくんは突然「あっ!!あっ!!」と脈絡なく叫んだり、ときどき揺れたりしています。
知的発達障害(IDD)
知的な遅れ(IQが低い)だけでなく、日常生活・社会生活を送るうえで、適応障害をともなうこと。
知的障害とは区別して考えられています。
言語発達障害
年齢に比べて、使える単語が少ない、複雑な文章が作れない、
など表現する言葉に遅れが見られる障害です。
人によってさまざまで、会話が困難なほど、発音が正しくできない場合もあります。
アスペくんは発音が少し変なのと、文章が作れない、という点でグレーです。
公開日:
最終更新日:2015/12/14