情緒の特別支援学級について
感情の表現が偏っていたり、激しい反応として出てしまい、自分ではコントロールができず、人間関係や社会生活に支障が出ている状態を情緒障害と言います。
情緒の特別支援学級は、このように情緒障害のある主に自閉症などの発達障害の子を対象にしています。
通常の学級と同じ教科の学習に加え、自閉症などの子どもには、対人関係の形成や生活に必要なルール、コミュニケーションに関することなどを学習し、情緒の安定のための指導が行われています。
情緒の通級指導学級
いわゆる通級のこと。
児童の籍は通常級にあり、週に4日は普通のクラスに出席。
週に1~2回のみ指導学級のある小学校(拠点校と言います)に行き、コミュニケーションの取り方や対人関係について学びます。
クラスは10名前後で構成され、大体2名くらいの指導員・先生がつきます。
情緒の固定学級
いわゆる固定級のこと。
通常級で学習することに支障がある児童を対象にしていて、籍は固定級にあり、主にこちらの固定級で障害に応じた指導・学習します。
児童の状況に応じて、音楽や図工など参加できる授業の時は通常級に参加するなど、交流することも可能です。
アスペくんが転校した学校の固定級
アスペくんが転校した小学校は情緒の通級と固定級の両方がありました。
また、ちょっと特殊で固定級に在籍しながら、通常級にも籍を置くことができ、戻れるようならいつでも通常級に戻れる、というスタンスでした。
そして週に1回の通級にも参加でき、かなり融通がききました。
各小学校・地域によってもかなり違いはあると思います。
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